車のローンなど残債がある場合。住宅ローンでいくら借りられる??
住宅ローンでマイホームを購入する際「他に全くお借入れがないとして、ご年収の約7倍くらい借りられますよ」といわれてます。
ご夫婦共働きのご家庭でしたら、ご夫婦お二人のご年収を合算して、その約7倍という計算です。
では、もし、車のローンなどが残っていた場合、住宅ローンのお借入可能額にどれくらい影響があるのでしょうか。
例えば、ご年収500万円の方がいたとします。
他に全くお借入れがないとして、その方のお借入可能額は約3,500万円となります。
3500万円を35年返済、変動金利0.725%、ボーナス払いなしで借りた場合、返済額は月々94,377円になります。
言いかえると、金融機関としては、この方は月々94,377円の返済能力があると判断したという事になります。
この方に、仮に車のローン返済が月々30,000円あったとしたらどうでしょう?
月々94,377円の返済能力から、車のローン月々30,000円分を差し引いて、
住宅ローンの返済能力は月々64,377円とみなされてしまいます。
月々64,377円で、ボーナス払いなし、35年返済、変動金利0.725%の場合、
当初お借入総額は23,874,166円となります。
ご年収500万円で住宅ローン3,500万円お借入れ可能な方が、月々30,000円返済の車のローンがあった場合、
お借入可能額が11,125,834円も減額になる計算です。
車のローンが残っていると、住宅ローンのお借入可能額にだいぶ影響が出てしまいますね。
もう一つ注意しないといけない残債はクレジットカードです。
日常生活で使用される一括払いのカード利用分に関しては、気にしないで大丈夫だと思います。
問題になるのはリボ払いの残債と、持っているカードの枚数になります。
リボ払いの残債は、車のローンと同じように借入可能額に影響します。
持っているカードの枚数については、枚数が多いと問題になります。
クレジットカードにはキャッシング枠があり、いつでも簡単にお借入れ可能な枠がついています。
例えばキャッシング枠50万円のカードを何枚も持っていたら、
カード5枚で250万円、カード10枚で500万円がいつでも借入可能な状態となります。
金融機関には、キャッシング枠があるだけで、その分の借入があるとみなされてしまいます。
ローンで大きな買い物をするタイミングは「マイホームを購入された後」
「クレジットカードはリボ払いはしない」「クレジットカードは必要最低枚数だけ持つ」ようにするのが良いようです(^^)